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 目次
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 <a href="#toc-1" class="toc-list">
 1
 梅林から始まる登山道
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 <a href="#toc-2" class="toc-list">
 2
 相模湾の眺めを楽しみ頂上へ
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 <a href="#toc-3" class="toc-list">
 3
 頼朝伝説の残る自鑑水
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 <a href="#toc-4" class="toc-list">
 4
 ハイキング後は湯河原温泉へ
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 </div>立春を過ぎても厳しい寒さが続くこの頃、一足早い春を探しに湯河原へ出かけましょう。幕山のふもとに広がる湯河原梅林（幕山公園）では、2019年は2月2日から3月10日まで「梅の宴」を開催中。28種類、約4,000本の梅が満開の時の幕山は、桃源郷ならぬ梅源郷といった感じに彩られます。幕山は中腹に見える岩場が舞台の幕のように見えるということで、「幕山」と名づけられたそうです。地質学的には箱根火山の一部です。23万年～13万年前の火山活動で噴出したマグマが固まってできた溶岩ドーム（溶岩円頂丘）が幕山になったそうです。<img class="size-full wp-image-14968" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image2-1.jpeg" alt="梅林" width="750" height="501" /> 三分咲きの梅林梅は昭和29年頃から地元の有志によって植えられるようになりました。目的はがけ崩れ対策と将来の観光資源とすること。今ではその狙い通り、たくさんの人が訪れる観光名所となりました。<img class="size-full wp-image-14969" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image3-1.jpeg" alt="青空の下の梅の花" width="750" height="501" /> 紅白の梅が青空に映えます「梅の宴」開催期間中は、湯河原駅から幕山公園バス停まで臨時直通バスが運行されます。開催期間中以外は普通の路線バスとなり、運行本数も大幅に減るので事前に運行ダイヤを調べましょう。車を利用する場合は会場周辺に駐車場があります（普通車1回500円）。　駅前の観光案内所が開いていたら、ハイキングマップをもらってからバスに乗りましょう。<img class="size-full wp-image-14970" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image4-1.jpeg" alt="梅の花のズームアップ" width="750" height="501" /> あたりには梅の良い香りが漂っています<h2 id="toc-1"> 梅林から始まる登山道</h2>まずは梅林で様々な種類の梅をゆっくりと鑑賞していきましょう。入園料は200円（中学生を除く15歳以上）です。登山口はこの梅林の中にあります。<img class="size-full wp-image-14971" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image5-1.jpeg" alt="幕山登山口" width="750" height="501" /> わかりやすい登山口。ここからスタートです幕山登山口は、管理棟の脇にある階段を登った右手にあります。今回のハイキングコース上には管理棟以外にトイレはありませんから、注意が必要です。登山口から梅林の中を進んで行くと、「幕山ハイキングコース山頂」との道案内表示がありますので、それに従って坂道を登って行きます。<img class="size-full wp-image-14972" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image6-1.jpeg" alt="道案内表示" width="750" height="501" /> 道案内表示があるので梅林の中で道に迷う心配はありません幕山という名前の由来となった岩場は、フリークライミングのゲレンデとして人気があります。平日でもヘルメット姿のカラフルな装備でクライミングの練習をしている人たちの姿を見ることができるかもしれません。<h2 id="toc-2">相模湾の眺めを楽しみ頂上へ</h2><img class="wp-image-14973 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image7-1.jpeg" alt="ハイキングコース" width="750" height="501" /> 梅林最高地点をすぎるとハイキングコースらしくなります「梅林最高地点」の掲示が梅の木がなくなると、山道が始まります。特に歩きにくいところはなく、晴れていればお散歩気分で頂上までひだまりハイクを楽しめるはずです。途中、木立の間から相模湾の海面がキラキラと反射して見えます。真鶴半島や初島も見えます。晴れていれば大島の姿を眺めることもできるでしょう。<img class="size-full wp-image-14974" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image8-2.jpeg" alt="真鶴半島の遠景" width="750" height="501" /> 木立の合間から見える相模湾。真鶴半島はもちろん、右手に初島、水平線上にうっすらと大島が見えます途中、登山道の真ん中にまるで通せん坊をするように転がっている石を何気なく見たら、「追悼　2011年3月11日　東日本大地震　落石」と書かれていました。あの震災時に登山道に落ちてきたのでしょうか。<img class="size-full wp-image-14975" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image9-1.jpeg" alt="東日本大震災への追悼を記した石" width="750" height="501" /> 登山道の真ん中で見かけた東日本大震災への追悼を記した石梅林を抜けてから30～40分ほどで頂上に到着。頂上は日当たりの良い開けたスペースです。もちろん眺めもよく、真鶴半島を眼下にすることができます。この山頂でランチタイムにして、ゆっくり休んでいきましょう。<img class="size-full wp-image-14976" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image10-1.jpeg" alt="幕山の山頂" width="750" height="501" /> 幕山の山頂。右手奥には周辺の案内地図もあります<img class="size-full wp-image-14960" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image11-1.jpeg" alt="山頂でくつろぐハイカー" width="750" height="501" /> 山頂でくつろぐハイカー。眼下には真鶴半島が見えます幕山からは来た道を戻ってもいいのですが、少し歩き足りない気がしたら、周回ルートで湯河原梅林へ戻りましょう。幕山から先は北側の斜面を一気に下ります。先程までのひだまりハイクとは一変、霜や残雪でぬかるんでいたり凍結していたりすることもあります。慎重に進みましょう。足元が悪すぎると判断したら、来た道を引き返すのが懸命です。<img class="size-full wp-image-14961" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image12.jpeg" alt="斜面に残る雪" width="750" height="501" /> 北側の斜面は雪が残っていました。凍結しているので慎重に歩きましょう<h2 id="toc-3"> 頼朝伝説の残る自鑑水</h2>15分ほど歩くと白銀橋・大石ヶ平への分岐点があります。周回ルートはここを左折するのですが、せっかくなので源頼朝伝説の残る「自鑑水」に寄り道していきましょう。白銀橋への分岐を曲がらずに南郷山方面へまっすぐ進むとすぐに林道に出ます。林道の反対側に「自鑑水」への入口があります。<img class="size-full wp-image-14962" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image13.jpeg" alt="自鑑水" width="750" height="501" /> 自鑑水は今もひっそりと水をたたえていますこの「自鑑水」は「自害水」とも言われ、源頼朝が1180年に石橋山の合戦に敗れて敗走中にたどり着き、池の水に写った自分の顔があまりにもやつれているのでいったんは自害を決意したものの、喉を潤して乱れた髪を結い直し心機一転、打倒平家を誓った場所と言い伝えられています。実際に池は今も水をたたえていて、濁った水が鏡のように周りの景色を映しています。<img class="size-full wp-image-14963" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image14.jpeg" alt="杉の植林地" width="750" height="501" /> 分岐点の周辺は杉の植林です「自鑑水」からは来た道を戻り、先程の分岐を白銀橋・大石ヶ平方面へと下っていきましょう（歩き足りない人はさらに南郷山まで足を伸ばしてもいいでしょう）。登りのルートと違って海は見えません。眺めがいいとはいえませんが、杉の植林地からハコネダケの自生地と変化があって飽きないルートです。<img class="size-full wp-image-14964" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image15.jpeg" alt="ハコネダケの自生地" width="750" height="501" /> 両側のハコネダケが茂っている時はトンネル状になります分岐点から30分ほどで大石ヶ平に出たら、舗装道路を左折して湯河原梅林に戻りましょう。さらに30分弱でスタート地点の管理棟まで戻れます。<h2 id="toc-4">ハイキング後は湯河原温泉へ</h2>湯河原といえば、梅林同じように知られているのが温泉です。ハイキングの後はもちろん湯河原温泉に寄っていきましょう。湯河原駅まで戻ってバスを乗り換え、15分程度で湯河原温泉に着きます。お隣の熱海温泉に比べると比較的地味な存在の湯河原温泉ですが、実は万葉集にも登場していて、古くからの歴史がある温泉です。<img class="size-full wp-image-14965" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image16.jpeg" alt="こごめの湯" width="750" height="501" /> 町営の日帰り温泉「こごめの湯」は万葉公園に隣接しています気軽に立ち寄り入浴ができるのは町営の日帰り温泉「こごめの湯」です。最寄りのバス停は「公園入口」で、バス停から徒歩数分です。湯河原梅林の入場券を受付で出すと、入場料が200円引きになります（その年の3月31日まで大人1,000円が800円）。浴場は露天風呂と内湯があって、内湯は2つに別れています。館内の掲示によると、泉質はナトリウム・カルシウム－塩化物・硫酸塩泉で源泉温度は60.1度。温泉の利用にあたって加水・加温・循環ろ過・消毒を実施しています。<img class="size-full wp-image-14966" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/03/image17.jpeg" alt="「こごめの湯」の露天風呂" width="750" height="563" /> 「こごめの湯」の露天風呂（写真提供：湯河原町観光課）こちらには軽食喫茶室や無料・有料の休憩室があるほか、マッサージやイタリア発症のファンゴ（温泉泥）セラピーも別料金で受けられます。営業は午前９時から午後９時で毎週月曜定休（祝日の場合は翌日）。通常の入浴料は大人1,000円、小中学生は500円。午後7時以降は夜間割引で大人500円、小・中学生300円です。湯河原温泉には他にも日帰り入浴できる旅館やホテルがありますので、湯河原温泉観光協会の公式サイト「<a target="_blank" href="http://www.yugawara.or.jp/" target="_blank" rel="noopener">web湯河原</a>」で確認してください。<blockquote>こごめの湯所在地：神奈川県足柄下郡湯河原町宮上562-6電話：0465-63-6944<a target="_blank" href="http://kogomenoyu.com/" target="_blank" rel="noopener">こごめの湯のホームページ</a></blockquote>（2018年3月4日公開）
 
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【連載】ハイキングと軽登山で楽しむ温泉「第2回　山・湯河原梅林と湯河原温泉（神奈川県）」

【温泉突撃リポート＃5】歴史ある湯はNEWスポットも盛りだくさん!湯河原の「最新＆定番」はこちらから!

【連載】湯巡画報YUKOTABI分室 「第5回 湯河原温泉 亀屋旅館（神奈川県）」

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