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 目次
 <ul class="toc_list">
 
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 <a href="#toc-1" class="toc-list">
 1
 謙信を感じられる春日山城へ
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 <a href="#toc-2" class="toc-list">
 2
 謙信の育った林泉寺
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 <a href="#toc-3" class="toc-list">
 3
 春日山城周辺の見どころ
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 <a href="#toc-4" class="toc-list">
 4
 上杉謙信も戦の疲れを癒やした妙高の「関温泉」
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 </div>戦国時代最強といわれる上杉謙信は、自らを毘沙門天の化身とし、義を以て戦国時代を駆け抜けた名将です。今回は上越市で「越後の龍」上杉謙信に思いを馳せてみましょう。<h2 id="toc-1">謙信を感じられる春日山城へ</h2><img class="alignnone size-full wp-image-26364" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image1-14.jpeg" alt="春日山城です。" width="1280" height="960" />まずは謙信の本拠地、春日山城へ。登城ルートはいくつかありますが、車の場合は春日山神社下の駐車場からスタートするのが便利です。ここには謙信の銅像があるので、色んな方向から凛々しい姿を眺めて、登城の気分を盛り上げます。春日山城は山城なので、動きやすい服装にスニーカーなどで行くのがおすすめ。また途中に自動販売機やトイレもないので、駐車場にある売店で準備を整えていきましょう。<img class="alignnone size-full wp-image-26365" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image2-16.jpeg" alt="謙信が祭神に祀られている春日山神社です。" width="1280" height="960" />まずは春日山神社から。山形県米沢市の上杉神社から分霊されたもので、謙信が祭神に祀られています。謙信の「毘」の旗が立っているのも雰囲気がありますね。<img class="alignnone size-full wp-image-26366" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image3-19.jpeg" alt="菅原道真や商売繁盛の大黒天様も祀られています。" width="1280" height="960" />明治23年建立の社は荘厳な佇まい。謙信のほか、学問の神様である菅原道真や商売繁盛の大黒天様も祀られているとのことで、思わず参拝に力が入ってしまいます。特に生涯不敗と言われた謙信の勝負強さにあやかりたいなと願いつつ…。<img class="alignnone size-full wp-image-26367" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image4-19.jpeg" alt="神社裏手にある登城路です。" width="1280" height="960" />参拝が終わったら、神社裏手にある登城路へ。春日山城の古絵図には必ず描かれているという千貫門跡から見ていきます。国の史跡に指定されている春日山城はよく整備され、案内板なども充実しているので、迷ったり見どころを見逃す心配はありません。<img class="alignnone size-full wp-image-26368" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image5-15.jpeg" alt="千貫門跡から少しずつ登りになっていきます。" width="1280" height="960" />千貫門跡から少しずつ登りになっていきます。とはいえ標高180ｍで、急な登りが続くところもないので、思ったほどキツくありません。戦国時代の城にはまだ白亜の天守などはなく、曲がりくねった通路や土塁、空堀といった土木施設を地形とうまく組み合わせることで、防御力を高めていました。案内板を読みながら、そうした跡を見ていくと、あっという間に山の中腹にたどり着きます。<img class="alignnone size-full wp-image-26369" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image6-14.jpeg" alt="直江屋敷跡です。" width="1280" height="960" />こちらは直江屋敷跡。三段に分かれた広い敷地を有していたようです。謙信に仕えた直江景綱、景勝に仕えた直江兼続と、直江家が代々重用されていたことがわかりますね。<img class="alignnone size-full wp-image-26370" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image7-17.jpeg" alt="謙信が出陣前に籠ったという毘沙門堂です。" width="1214" height="900" />本丸の手前にあるのは謙信が出陣前に籠ったという毘沙門堂。建物は復元なので当時の佇まいとはまったく違うのでしょうが、堂跡に建てられていると聞けば、毘沙門天に祈願する謙信が目に浮かぶようです。<img class="alignnone size-full wp-image-26371" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image8-17.jpeg" alt="毘沙門堂の中には毘沙門天も祀られています。" width="1280" height="960" />毘沙門堂の中には毘沙門天も祀られています。この毘沙門天は当時、謙信が信仰した毘沙門天像の一部をおなかに入れて作られた御分身なんだそう。ということは、ここも謙信が祀られた春日山神社と並ぶパワースポット!　人生の戦いに勝てますように、というか勝たせてください…ねっちり祈願をしたら、いよいよ本丸に向かいましょう。<img class="alignnone size-full wp-image-26372" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image9-15.jpeg" alt="当時、「お天上」と呼ばれた本丸跡です。" width="1280" height="960" />当時、「お天上」と呼ばれた本丸跡。山頂だけにあまり広いスペースではありません。でも謙信は普段からここで暮らすことを好んだというから、本丸をウロウロすれば、謙信が立ったり歩いたりした場所をたどっている可能性大!　謙信を身近に感じて、気持ちが盛り上ってきます。<img class="alignnone size-full wp-image-26373" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image10-16.jpeg" alt="直江津の港、遠く向こうの山まで見渡せます。" width="1280" height="960" />広い平野に直江津の港、遠く向こうの山まで見渡せるのびやかな風景は、謙信が生きた中世の頃とほとんど変わらないといわれます。出陣の前も、戦から戻った時も、雪に閉ざされている間も、雪解けを待つ日も…日々、謙信が見ていたと思うと感慨もひとしお!<img class="alignnone size-full wp-image-26374" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image11-15.jpeg" alt="本丸の裏手の井戸曲輪にある大井戸です。" width="1280" height="960" />本丸の裏手の井戸曲輪では大井戸が見られます。水の確保が難しいといわれる山城ですが、春日山城の大井戸には今でも水が湧き出ているほど。防御面だけでなく優れた山城だったことがわかります。<img class="alignnone size-full wp-image-26375" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image12-11.jpeg" alt="柿崎和泉守の屋敷跡です。" width="1280" height="960" />こちらは柿崎和泉守の屋敷跡。柿崎和泉守は謙信が「越後第一」と称した猛将で、戦場では常に先鋒を務めました。春日山城で最大とされる柿崎和泉守の屋敷跡は、直江屋敷と本丸を挟んだ反対側に配置されています。<img class="alignnone size-full wp-image-26376" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image13-9.jpeg" alt="防御の要となる場所です。" width="1280" height="960" />本丸の真下には、本丸を囲むように配された二の丸があります。右手の方を見上げると本丸まではなかなかの高さがあります。二の丸は有事には防御の要となる場所ですが、古地図には「御二階」「台所」とも書かれていることから、生活の場であったとも考えられているそうです。<img class="alignnone size-full wp-image-26377" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image14-9.jpeg" alt="案内図入りのガイドマップ（無料配布）をもらっていくのがおすすめです。" width="1280" height="960" />春日山城にはほかに、三の丸や謙信の養子「景勝」「景虎」の屋敷跡、米蔵跡、大手道などの見どころがたくさんあります。土塁や竪堀などの遺構もよく残っているので、戦国時代の風景を思い浮かべながら、じっくり見て回るのが楽しいですね!　登城する時は大手道入口や春日山神社などに置かれた案内図入りのガイドマップ（無料配布）をもらっていくことをおすすめします。<table><tbody><tr><th>名称</th><td>春日山城跡 - 上越観光Navi</td></tr><tr><th>所在地</th><td>新潟県上越市大字中屋敷</td></tr><tr><th>アクセス</th><td>【車】北陸自動車道「上越IC」より15分／上信越自動車道「上越高田IC」より20分【電車】トキ鉄・妙高はねうまライン「春日山駅」より徒歩約40分</td></tr><tr><th>URL</th><td><a target="_blank" href="http://joetsukankonavi.jp/spot.php?id=133" target="_blank" rel="noopener">http://joetsukankonavi.jp/spot.php?id=133</a></td></tr></tbody></table><h2 id="toc-2">謙信の育った林泉寺</h2><img class="alignnone size-full wp-image-26378" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image15-10.jpeg" alt="林泉寺です。" width="1280" height="960" />春日山城を堪能した後は、麓にある林泉寺を訪れます。林泉寺は謙信が7歳から14歳までの7年間を過ごしたところでもあり、墓所もある、謙信めぐりをするなら絶対にハズせない場所なんです。拝観料を払って境内に入る前に、まずは謙信によって春日山城から移築された惣門を見ましょう。春日山城には建物が残っていないので、これはとっても貴重!<img class="alignnone size-full wp-image-26379" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image16-10.jpeg" alt="立派な山門が見えます。" width="1280" height="960" />拝観料を払って境内に入ると、立派な山門が見えてきます。上杉謙信が建立したものが江戸時代末期に地震で消失し、現在の山門は大正時代に再建されました。山門には表と裏それぞれに、謙信直筆の大額が掲げられています。表側にあるのは「春日山」の文字。<img class="alignnone size-full wp-image-26380" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image17-10.jpeg" alt="裏側には「第一義」と書かれています。" width="1280" height="960" />裏側は「第一義」と書かれています。まっすぐで伸び伸びとした字だと思いました。謙信は7歳から14歳までの7年間を林泉寺で過ごし、天室光育和尚の元、厳しい薫陶を受けて育ちました。19歳で上杉家を相続し、春日山城主となった後、七世益翁総謙和尚から禅の奥義を学んだ謙信は山門を寄進し、自ら揮毫した大額を掲げたと言います。<img class="alignnone size-full wp-image-26381" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image18-6.jpeg" alt="新しく綺麗な本堂です。" width="1280" height="960" />本堂は新しく綺麗な建物ですが、子供だった謙信がここで一生懸命修行し、信仰心や義の精神を身につけたと思うと、お参りにも自然に力が入ります。<img class="alignnone size-full wp-image-26382" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image19-8.jpeg" alt="「謙信公御墓所入り口」と書かれた所から進みます。" width="1280" height="960" />謙信のお墓参りは「謙信公御墓所入り口」と書かれた所から。案内はありませんが、こちらには上杉家の後に越後に入った堀家や榊原家の墓所もあります。<img class="alignnone size-full wp-image-26383" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image20-6.jpeg" alt="謙信の墓は木立の中に囲まれ苔むしたところにあります。" width="1280" height="960" />木立の中に囲まれ苔むした謙信の墓所は凛とした佇まい。生涯修禅に励み、義一筋に生きた謙信は49歳で生涯を終えました。謙信の辞世の句　「四十九年　一睡の夢　一期の栄華　一盃の酒」四十九年の一生は一睡の夢のようなもの。 一時の栄華も一杯の酒のようなものだ…。欲にとらわれず潔ぎよい生き様を残した謙信を思い偲び、丁寧に合掌しました。林泉寺には宝物館もあり、山門に掲げられた大額や書簡の直筆、謙信の肖像画、甲冑に軍旗、毘沙門天像など、たくさんの収蔵品を見ることができます。撮影禁止なのが残念ですが、実物を自分の目で見られるだけで大興奮!　コレだけで拝観料を払う価値があると思います。<table><tbody><tr><th>名称</th><td>曹洞宗　春日山林泉寺</td></tr><tr><th>所在地</th><td>新潟県上越市中門前1-1-1</td></tr><tr><th>料金</th><td>大人500円、小・中学生 250円</td></tr><tr><th>アクセス</th><td>【車】上越ICより約15分【電車】信越線春日山駅より徒歩約20分</td></tr><tr><th>URL</th><td><a target="_blank" href="http://www.valley.ne.jp/~rinsenji/index.html" target="_blank" rel="noopener">http://www.valley.ne.jp/~rinsenji/index.html</a></td></tr></tbody></table><h2 id="toc-3">春日山城周辺の見どころ</h2><img class="alignnone size-full wp-image-26384" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image21-5.jpeg" alt="春日山城や上杉謙信についての資料が見られる施設も充実しています。" width="1280" height="960" />春日山城周辺には、「春日山城址ものがたり館」や「上越市埋蔵文化センター」など、春日山城や上杉謙信についての資料が見られる施設も充実しています。復元された堀や番所を眺め、春日山城の解説ビデオやジオラマを見てから城跡に登ると、より楽しめること間違いなしです!<table><tbody><tr><th>名称</th><td>春日山城址ものがたり館</td></tr><tr><th>所在地</th><td>新潟県上越市大豆334</td></tr><tr><th>アクセス</th><td>【車】北陸自動車道「上越IC」より車で約10分【電車】トキ鉄・妙高はねうまライン「春日山駅」より徒歩約20分</td></tr><tr><th>URL</th><td><a target="_blank" href="http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=8469" target="_blank" rel="noopener">http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=8469</a></td></tr></tbody></table><table><tbody><tr><th>名称</th><td>上越市埋蔵文化センター</td></tr><tr><th>所在地</th><td>新潟県上越市春日山町 1-2-8</td></tr><tr><th>アクセス</th><td>【車】北陸自動車道「上越IC」より約15分、上信越自動車道「上越高田IC」より約20分【電車】トキ鉄・妙高はねうまライン「春日山駅」より徒歩約20分</td></tr><tr><th>URL</th><td><a target="_blank" href="http://joetsukankonavi.jp/spot.php?id=4" target="_blank" rel="noopener">http://joetsukankonavi.jp/spot.php?id=4</a></td></tr></tbody></table><h2 id="toc-4">上杉謙信も戦の疲れを癒やした妙高の「関温泉」</h2>弘法大師が開いたといわれる「関温泉」は、戦国時代の名将･上杉謙信も戦の疲れを癒やしに通ったという言い伝えが残る名湯です。赤色の濁った湯が特徴で、女性にやさしい泉質を多く含むことから、「婦人の湯」とも呼ばれています。地中深くから湧く温泉は源泉掛け流し、享保12年の開湯以来、加水、加温、塩素消毒は行っていないのだそう。全国温泉番付にも選ばれる、大自然の恩恵を堪能できる温泉です。<img class="alignnone size-full wp-image-26385" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/05/image22-5.jpeg" alt="美しい眺めを堪能してみませんか。" width="506" height="900" />（2018年6月6日公開）新潟県の宿情報は<a target="_blank" href="https://www.yukoyuko.net/yado-area/L06/P18" target="_blank" rel="noopener">こちら</a>

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