<div id="toc_container" class="no_bullets">
 目次
 <ul class="toc_list">
 
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 <a href="#toc-1" class="toc-list">
 1
 花見ヶ森の葦名家廟所
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 <a href="#toc-2" class="toc-list">
 2
 会津に来たらはずせない鶴ヶ城
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 <a href="#toc-3" class="toc-list">
 3
 蒲生氏郷のお墓がある興徳寺
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 <a href="#toc-4" class="toc-list">
 4
 氏郷の子　秀行の眠る蒲生秀行廟
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 <a href="#toc-5" class="toc-list">
 5
 氏郷の孫　忠郷のお墓がある高巌寺
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 <a href="#toc-6" class="toc-list">
 6
 渓谷を見下ろす丘の上の歴史ある温泉　芦ノ牧温泉（福島県）
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 </div>会津といえば、真っ先に幕末、官軍として戦った会津藩の悲劇が思い浮かびますが、今回はあえて「戦国時代」に注目します!　会津ゆかりの武将の足跡をたどる旅に出かけましょう。<h2 id="toc-1">花見ヶ森の葦名家廟所</h2><img class="alignnone wp-image-23488 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/f7a1eb19b1b3d0f82ac968d2db9614d2.jpeg" alt="花見ヶ森の葦名家廟所" width="750" height="563" />まずは葦名（あしな）家廟所から。葦名家は会津最初の領主で、天正17年（1589）、20代義広が摺上原（すりあげはら）の戦いで伊達政宗に滅ぼされるまで、約400年続いた名家。会津で戦国武将の足跡をたどるなら外すわけにはいかない!　ということで、今回はここからスタート。葦名家廟所は「花見ヶ森廟所」とも呼ばれ、会津若松市内から少し離れた住宅街の中にひっそりと残っています。<img class="alignnone wp-image-23489 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/303646443720e716d065b150dd140278.jpeg" alt="花見ヶ森廟所" width="750" height="563" />廟所には、葦名家の全盛期を築いた16代盛氏と17代盛興、18代盛隆のお墓である五輪塔があります。盛氏は会津地方を制し、伊達氏と並ぶ勢力を築いた名君。41歳で盛興に家督を譲って隠居しますが、盛興が早逝したため、人質として預かっていた二階堂盛隆を盛興の未亡人と結婚させて18代にすると、後見人として権力をふるい、天正8年（1580）6月17日、60歳で亡くなりました。盛氏亡き後、盛隆は18代としてよく務めますが、近習に斬られて24歳で死去。その後、生後一ヶ月の亀王丸が19代として跡を継ぎますが3歳で病死すると、後継ぎをめぐる家中のすったもんだの末、佐竹氏から13歳の義広を養子に迎えて20代としました。しかし天正17年(1589)、伊達政宗の侵攻を受けて摺上原で激突。敗北した義広は実家のある常陸に逃走し、葦名氏は滅亡しました。ここまで盛氏が亡くなってから10年足らず。約400年続いた名家でも、ひとつ歯車が狂うと滅びるのはあっという間…。戦国武将の悲哀や無念に思いを馳せ、静かな廟所を後にします。<blockquote>花見ヶ森廟所<a target="_blank" href="http://www.tohokukanko.jp/fukushima/16856/" target="_blank" rel="noopener">ホームページ</a></blockquote><h2 id="toc-2">会津に来たらはずせない鶴ヶ城</h2><img class="alignnone wp-image-23490 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/8775f5a66e7bdd433b6df3afaebe11ea.jpeg" alt="会津若松市内の鶴ヶ城" width="750" height="563" />会津若松市内に戻って、次は鶴ヶ城へ。会津に来たら戦国好きでも幕末好きでも、絶対にハズせない名所!元の名を黒川城といい、葦名氏の城でしたが、天正18年（1590）に秀吉の命で入封した蒲生氏郷が城を改修。鶴ヶ城と改められました。その後、上杉景勝、加藤嘉明と続き、江戸時代になって三代将軍家光の異母弟、保科正之が入ると、子の正容の時に松平姓を与えられ、会津松平藩として幕末を迎えました。<img class="alignnone wp-image-23491 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/2022762230ad6c04c5b5e9bb99a5be7d.jpeg" alt="赤瓦のどことなく品がある鶴ヶ城" width="750" height="563" />蒲生氏郷が建てた当時の天守は漆黒の七層。さぞや重厚で迫力満点だっただろうと想像して、うっとりしてしまう…。七層天守は地震で傾いたことから、後に入った加藤嘉明の子、明成が五層に大改修して、今に見る姿に整えられました。現在の天守は昭和40年、鉄筋コンクリートで復元されたもので、平成23年には松平時代の姿を再現する赤瓦に葺き替えられています。豪壮なのにどことなく品がある美しいお城です。あちこちから気が済むまで眺めたら、天守の中に入りましょう。<img class="alignnone wp-image-23480 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/256efc5b204ffacf5d90ea7ab9dd58fc.jpeg" alt="「野面積み」の天守石垣は氏郷が七層天守を建てた頃のもの" width="750" height="563" />天守には狭い入口から入ります。天守石垣は氏郷が七層天守を建てた頃のもの。「野面積み」という古い時代の積み方で見た目は武骨ですが、大地震や戊辰戦争の砲撃にも耐えて残っていると思うと、なんだかグッときます。<img class="alignnone wp-image-23481 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/b2c8ebfc46c726140c5e85a1bf245530.jpeg" alt="鶴ヶ城の天守内は博物館のようになっている" width="750" height="563" />天守内は博物館のようになっていて貴重な資料や展示が見られます。パンフレットに書かれた地図より分かりやすいジオラマを見て、天守を出てから見ておきたい廊下橋のあたりをチェック!<img class="alignnone wp-image-23482 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/413c29f6ec0a15c0e84ac58966ee5099.jpeg" alt="鶴ヶ城の天守からの眺望" width="750" height="563" />天守からの眺望。下に広がる本丸より、当時と変わらない遠くの山並みに目が行ってしまう。きっと氏郷も七層天守からこの風景を見ただろうと思うと、何だかワクワクするじゃないですか!天守を出たら太鼓門や廊下橋、高石垣などの見どころをまわり、次は蒲生氏郷のお墓参りに向かいます。<blockquote>鶴ヶ城　会津若松観光ビューロー<a target="_blank" href="http://www.tsurugajo.com/index.html" target="_blank" rel="noopener">ホームページ</a></blockquote><h2 id="toc-3">蒲生氏郷のお墓がある興徳寺</h2><img class="alignnone wp-image-23483 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/cfb7c71eaa99e22441b53bd9d5197e02.jpeg" alt="蒲生氏郷のお墓がある興徳寺" width="750" height="563" />鶴ヶ城からほど近い街中の興徳寺には、蒲生氏郷のお墓があります。氏郷は織田信長に見込まれて娘の冬姫を与えられ、娘婿として重用された文武に優れた武将です。「本能寺の変」後は秀吉の下で、伊勢国松ヶ島12万石から会津40万石となり、後の加増で92万石の大大名となりますが、その4年後、40歳の若さで亡くなりました。<img class="alignnone wp-image-23484 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/27b674a3ac5877b8de186b0f20f3b563.jpeg" alt="興徳寺境内奥にある「蒲生氏郷公墳墓之地」" width="750" height="563" />境内奥にある「蒲生氏郷公墳墓之地」。お墓である五輪塔だけでなく、説明板や顕彰碑、辞世の句を刻んだ碑など至れり尽くせりで、氏郷ファンにはたまりません!～限りあれば　吹かねど花は散るものを　心短き春の山風～利休七哲の一人だった氏郷の辞世の句は詩的で優雅。色んな思いはあっただろうけれど、若くして逝かねばならない未練や無念みたいな感じはなく、生き様の美しい武将だなと思います。<img class="alignnone wp-image-23485 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/e30e53f1d79ebbfb5843edb45a5ae0cf.jpeg" alt="「蒲生氏郷公墳墓之地」の五輪塔" width="750" height="563" />五輪塔は氏郷死去の翌年、子の秀行が建塔したもので、空・風・火・水・地と刻まれています。氏郷は「レオン」の洗礼名を持つキリシタンだったけれど、お墓はモロ仏教式!　でもこの点は気にしない!　なぜなら、お墓があればこそ好きな武将を思い偲んでお参りする機会もあるのだから。<blockquote>興徳寺<a target="_blank" href="https://www.aizukanko.com/spot/144/" target="_blank" rel="noopener">ホームページ</a></blockquote><h2 id="toc-4">氏郷の子　秀行の眠る蒲生秀行廟</h2><img class="alignnone wp-image-23486 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/419329b6b96be7a3eeafa044a198dcbb.jpeg" alt="氏郷の嫡男である秀行の廟所「蒲生秀行廟」" width="750" height="563" />市内には氏郷の嫡男、秀行の廟所もあります。大きな覆屋のある廟所の中に五輪塔が建っています。秀行は父、氏郷の急死により13歳で会津92万石の藩主となりますが、お家騒動を理由に宇都宮18万石に移封されます。しかし家康の娘、振姫を娶っていた秀行は、関ヶ原の戦いで東軍として参戦。家康に功績を認められ、再び会津60万石に返り咲きました。幕府成立後は松平の姓を与えられ、徳川一門衆として重用されるものの、慶長17年（1612）、30歳の若さで死去。10歳の嫡男忠郷が跡を継ぎました。<blockquote>蒲生秀行廟<a target="_blank" href="https://www.aizukanko.com/s/spot/35/" target="_blank" rel="noopener">ホームページ</a></blockquote><h2 id="toc-5">氏郷の孫　忠郷のお墓がある高巌寺</h2><img class="alignnone wp-image-23487 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/72ba5ea8de0df17ba47094be8bed8095.jpeg" alt="会津若松市内の高巌寺にある氏郷の孫、忠郷の墓所" width="750" height="563" />そして最後は氏郷の孫、忠郷の墓所。市内の高巌寺というお寺の裏手にひっそりと佇んでいます。忠郷は10歳で会津60万石を継ぐものの、疱瘡を患って25歳の若さで急死。忠郷には子がなかったので本来なら断絶となるところ、母が家康の娘であったことから弟、忠知を後嗣として伊予松山24万石が与えられます。しかし忠知も嗣子がないまま31歳で急死し、蒲生家は断絶しました。氏郷40歳、秀行30歳、忠郷25歳と代々短命な蒲生一族…。歴史にイフはないけれど、氏郷がもっと長く、関ヶ原まで生きていたら、歴史の順序やスピードが少し変わっていたんじゃないかと思わずにいられない…。葦名家や蒲生家を思うと、戦国武将は戦場だけでなく、むしろ後継ぎを作ることや日々生きていくことが、すでに戦いだったと思わずにいられませんね。さて、会津であえて戦国武将をめぐる旅はこれで終了!会津若松市内には、他に武田信玄と争った小笠原長時のお墓がある大龍寺もあり、幕末にフォーカスすれば、白虎隊の眠る飯盛山や会津藩家老西郷頼母の屋敷など見どころが盛りだくさん。少し足を延ばして、猪苗代湖に向かえば、葦名家滅亡の戦いとなった摺上原古戦場や猪苗代城跡、保科正之の廟所がある土津神社などもあります。お蕎麦やわっぱ飯、ソースかつに身欠きニシン料理など名物も多いので、グルメも合わせて楽しむのがおすすめです!<h2 id="toc-6">渓谷を見下ろす丘の上の歴史ある温泉　芦ノ牧温泉（福島県）</h2>四季折々に異なる彩りを見せる阿賀川沿い、大川渓谷を見下ろす丘に位置する会津芦ノ牧温泉は、開湯が約1200年前といわれ、「幻の温泉郷」とも呼ばれた歴史ある温泉です。泉質は硫酸塩泉、効能は婦人病、胃腸病、高血圧、動脈硬化、皮膚病など。磐越自動車道、会津若松ICより車で約30分。（2018年4月15日公開）芦ノ牧温泉の宿情報は<a target="_blank" href="https://www.yukoyuko.net/yado-area/L02/P07/O0006" target="_blank" rel="noopener">こちら</a>

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