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 目次
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 <a href="#toc-1" class="toc-list">
 1
 年に2回だけ!幻の滝ってどういうこと?
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 <a href="#toc-2" class="toc-list">
 2
 滝が生まれる瞬間は、ここだけのレアな体験!
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 <a href="#toc-3" class="toc-list">
 3
 絶景温泉と名物お蕎麦
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 </div>みなさん、こんにちは。温泉ファンでもある「滝ガール」（滝を愛でる女子）が「滝 + 温泉」という新しい切り口で楽しめる旅先をご紹介しているこちらの連載。今回は期間限定…というか実にピンポイントな日程での滝旅行のご提案です。旅先は、長野県の北部にある、木島平村。来たる5月8日。あの幻の滝が、姿を現すのです!<h2 id="toc-1">年に2回だけ!幻の滝ってどういうこと?</h2><img class="size-full wp-image-23105" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image1-2.jpeg" alt="樽滝" width="435" height="655" /> こちらが、その幻の滝、樽滝です!高さ50m、柱状節理の岩盤を末広がりに流れ落ちる美しい滝ですが、なぜ「幻」なのでしょうか?実はこの滝、年に2度しか姿を現さない「幻の滝」なんです。もともとは中部電力樽川発電所が建設された大正時代、発電所への水路から溢れた水によって流れていた滝。ところが1984年に水路が改良されたことによって、滝は消滅してしまいました。それまでフォトジェニックな滝として人気だったため、写真愛好家たちの熱い要望を受けて、87年から地元の「玉滝不動明王」の例祭に合わせて、毎年5月8日だけ特別に放水することになったのだそうです。2013年からは紅葉の季節に合わせて10月の第4日曜日にも放水するようになったので、現在は年に2回、滝見のチャンスがあるというわけですね。私は新緑の滝と紅葉の滝、どちらも見てきました。まずは、幻の滝との出会いのことをレポートしたいと思います。<h2 id="toc-2">滝が生まれる瞬間は、ここだけのレアな体験!</h2>当日は朝から夕方まで滝はずっと流れているとのことでしたが、せっかくなら「流れ始める瞬間」を見ておきたいものですよね。朝8時半から放水開始なのですが、私が訪ねた時も、すでにたくさんのカメラマンの方々がスタンバイしていました。<img class="size-full wp-image-23106" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image2-2.jpeg" alt="落水まで待機している様子" width="567" height="378" /> 落水まで30分の間は、樽滝の由来を読んだりしながら、待機。<img class="size-full wp-image-23107" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image3-3.jpeg" alt="樽滝についての説明文" width="410" height="270" /> そして8:30! いよいよ、アナウンスが始まります。「カウントダウンです!　5、4、3、2、1…!」少しタイムラグがあってから…シャー…!<img class="alignnone size-full wp-image-23108" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image4-4.jpeg" alt="樽滝の落水が始まる様子" width="567" height="378" /><img class="size-full wp-image-23109" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image5-3.jpeg" alt="樽滝の落水の様子" width="567" height="378" /> 樽滝、無事復活!この壁にどんな滝が描かれるのかな、と思っていたのですが、昔は長い間流れ続けていただけあって、久しぶりに落ちたとは思えない、しっくりくる完璧なプロモーションの滝でした。新緑の木々の間を滝が水しぶきをあげながら落ちてきて、樽川に注いでいます。滝って、そもそもずっと落ち続けているからこそ滝なので、こうして「滝が生まれる瞬間」って、普通、見ることができません。だから、すごくレアな体験なのです。こんなに美しい滝が年に2日しか見られないのは寂しいけれど、逆に滝が形作られていく過程を見ることができるというのも、それはそれでまた新しい感動です。雪解けで水量を増した樽川はかなりパワフル。虹も見えます!雪深いこの地方だからこその迫力ですね。<img class="alignnone size-full wp-image-23110" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image6-3.jpeg" alt="瀧にかかる虹" width="567" height="378" />もともとは5月のほうが、古来続く例大祭の日ということで、春の訪れに感謝するお祭りなのだと感じます。滝のそばにあるのが、玉滝不動尊。由来によれば、そもそもこの川には小さな2つの滝があり、こちらが本来の樽滝とされています。（その2つの滝の間に落ちるのが、放水でできる樽滝です）<img class="alignnone size-full wp-image-23111" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image7-3.jpeg" alt="玉滝不動尊" width="567" height="378" />近くの石碑には句が刻まれていました。「ほろほろと山吹散るか滝の音」。詠んだのは、あの松尾芭蕉です!ここまで旅していたのですね。<img class="alignnone size-full wp-image-23112" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image8-3.jpeg" alt="松尾芭蕉の俳句の石碑" width="567" height="378" />まさに5月8日って山吹の季節です。実際に、滝の周りには山吹が揺れていました。ということは芭蕉もやっぱりこの例大祭の時期に訪れていたのかもしれませんね。<img class="alignnone size-full wp-image-23098" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image9-3.jpeg" alt="山吹" width="567" height="378" /><h2 id="toc-3">絶景温泉と名物お蕎麦</h2>この時期は、北信州の木島平村内は遅れてきた春まっさかり。新緑が芽吹き、ちょうど菜の花やしだれ桜の彩りもあちこちで見られます。滝見物とセットでぜひ、いろいろ巡ってみることをオススメしますよ。<img class="alignnone size-full wp-image-23099" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image10-4.jpeg" alt="木島平村の桜" width="567" height="378" />何といっても、こちらの連載は温泉旅ガイドということですから、この滝とセットで行きたい温泉もご紹介しましょう。大好きな温泉があるんです。木島平の名湯、馬曲温泉・望郷の湯です。日帰り温泉施設なのですが、ここで有名なのが、絶景の露天温泉!<img class="size-full wp-image-23100" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image11-4.jpeg" alt="馬曲温泉・望郷の湯の露天温泉" width="567" height="319" /> 写真は10月のものです<blockquote>所在地　　長野県下高井郡木島平村大字往郷5567-1営業時間　8:00～21:00（20:30受付終了）水曜休み料金　　　大人:500円 / 小学生:200円 / 幼児:無料アクセス　上信越自動車道豊田飯山I.Cより約20分<a target="_blank" href="http://www.maguseonsen.com/" target="_blank" rel="noopener">ホームページ</a></blockquote>解放感満点!こんなに山々がパノラマで見渡せる露天温泉って、なかなかないのではないでしょうか。爽やかな風に吹かれながら、心身ともにリラックスできます。温泉に浸かったあとは、ご当地グルメもどうぞ。<img class="alignnone size-full wp-image-23101" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image12-2.jpeg" alt="「手打そば樽滝」店内の様子" width="567" height="319" />「手打そば樽滝」で、火口蕎麦。これで「ぼくちそば」と読みます。<img class="alignnone size-full wp-image-23102" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image13-2.jpeg" alt="火口蕎麦" width="567" height="319" />木島平のおいしいお水と、蕎麦のつなぎにオヤマボクチ（山ごぼう）という葉の繊維を使って打った蕎麦のことで、この地方にしかない名物だそうです。独特の強めのコシで、私はハマってしまいました。<blockquote>所在地　　長野県下高井郡木島平村上木島2548-1営業時間　平日11:00～14:00 / 土・日・祝 11:00～17:00水曜休み<a target="_blank" href="http://www.kijimadaira.co.jp/" target="_blank" rel="noopener">ホームページ</a></blockquote>こちらもぜひ立ち寄ってみてください。ひときわモダンでおしゃれな建物「FARMUS木島平」です。<img class="alignnone size-full wp-image-23103" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image14-2.jpeg" alt="FARMUS木島平" width="567" height="378" />いわゆる道の駅なのですが、コンセプトがとてもはっきりしていて、木島平の農業をいろんな角度で活性化しようというのがテーマです。施設内で農作物を使った6次産品の生産も行っていたり、それをつかったカフェがあったり、キッチンルームがあってお料理教室をやっていたり。2015年のグッドデザイン賞を受賞しているそうですよ。木島平はお米が有名!　お土産に是非どうぞ。<img class="alignnone size-full wp-image-23104" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/image15-2.jpeg" alt="木島平のお米" width="567" height="378" /><blockquote>所在地　　長野県下高井郡木島平大字上木島38番地1営業時間　レストラン 平日11:00～15:00 / 土・日・祝 11:00～16:00カフェ　9:30～16:00直売所　8:30～17:30水曜休みアクセス　車：上信越道豊田飯山ICより約20分電車：北陸新幹線・飯山駅と木島平村を結ぶ有料シャトル便あり<a target="_blank" href="http://www.farmus.jp/" target="_blank" rel="noopener">ホームページ</a></blockquote>レアな滝を見て、絶景温泉に浸かり、名物グルメを楽しんで…と木島平にしかないスペシャルな春を満喫してきてくださいね。ちなみに木島平村周辺では、野沢温泉や湯田中温泉など、良い雰囲気の温泉地がいっぱいありますから、少し足を伸ばして北信州温泉めぐりの旅もオススメです!

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