<img class="alignnone wp-image-28448 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image2-1.png" alt="霧ヶ峰高原のニッコウキスゲの黄色いお花畑" width="1298" height="866" />
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 目次
 <ul class="toc_list">
 
 <li>
 <a href="#toc-1" class="toc-list">
 1
 ビーナスラインはこまめに停車して
 </a>
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 <li>
 <a href="#toc-2" class="toc-list">
 2
 リフトを利用して車山からハイキング
 </a>
 </li>
 <li>
 <a href="#toc-3" class="toc-list">
 3
 ビジターセンターを利用して、より充実した自然体験を
 </a>
 </li>
 <li>
 <a href="#toc-4" class="toc-list">
 4
 霧ヶ峰へのアクセス
 </a>
 </li>
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 <a href="#toc-5" class="toc-list">
 5
 霧ヶ峰で見られる花
 </a>
 </li>
 </ul>
 </div>梅雨空の向こうには、もう夏雲がかいま見えてくる季節。涼しい高原の風に包まれて、山の花たちと出会いに行きましょう。日本の真ん中、霧ヶ峰高原ではニッコウキスゲの黄色いお花畑が広がり始めています。霧ヶ峰高原は、本州の中心部、長野県茅野市や諏訪市などにまたがるゆるやかな高原。江戸時代から山麓の村々の採草地として利用されたため、定期的に火が入れられたことで維持された草原が広がっています。明治時代にはすでに花の名所として観光客が集まるようになりましたが、一気に全国的に知られるようになったのは、昭和40年代にビーナスラインが完成してから。標高1,500mを超える稜線を巡るルートは、まだに日本有数の展望スカイライン。コーナーを曲がるごとに、富士山、八ヶ岳、南・北アルプスなど日本の屋根と呼ばれる山々の展望が広がってきます。<img class="size-full wp-image-28474" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image3-3.png" alt="" width="1298" height="977" /> 車山から望む北アルプス。なだらかな稜線にビーナスラインが伸びる。右のくぼ地は八島ヶ原湿原<h2 id="toc-1">ビーナスラインはこまめに停車して</h2>東京から行くなら、中央道諏訪ICを降りて、まず白樺湖へ。車山へ向かって走れば、タイヤから「スカボロフェアー」の旋律が流れるメロディーロード区間を過ぎたあたりから、一気に展望が広がってきます。途中には駐車場が数多く配置されているので、気軽に停めて眺めを楽しみましょう。ここから霧ヶ峰インターチェンジ（強清水）まで、最高の展望が続きます。道路沿いの草原にもニッコウキスゲを始めとする高原の花が咲いているのを見つけるでしょう。<img class="size-full wp-image-28475" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image4-2.png" alt="" width="1298" height="973" /> ビーナスライン途中にある富士見台から。八ヶ岳の裾野の向こうに富士山が顔を出すもっとも、本当に花を楽しむのなら、ぜひクルマを置いて歩きたいもの。観光ついでに寄り道という程度なら、車山肩の駐車場から周辺の遊歩道へ。駐車場から階段を少し登るだけで、高原のお花畑が広がっています。ニッコウキスゲだけでなく、7月ならハクサンフウロやコウリンカ、ヤマホタルブクロ、8月に入ればクガイソウやツリガネニンジン、ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウなど色とりどり。また、もう少し時間があるなら、八島湿原バス停のある駐車場からトンネルで車道をくぐり、八島ヶ原湿原へ足を伸ばすのもおすすめです。一周1時間半ほど。湿原の中までは入れませんが、乾いた草原とは違った希少な花たちが待っています。<img class="alignnone wp-image-28451 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image5-2.png" alt="ニッコウスキゲ畑を歩く観光客" width="1298" height="973" /><img class="size-full wp-image-28452" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image6-1.png" alt="" width="1298" height="973" /> 車山肩のニッコウキスゲ群落。車を降りて一番手軽にお花畑を楽しめるのがここ<img class="alignnone size-full wp-image-28476" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image7-2.png" alt="" width="1298" height="866" /><img class="alignnone size-full wp-image-28477" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image8-2.png" alt="" width="1298" height="866" /><h2 id="toc-2">リフトを利用して車山からハイキング</h2>歩いて高原満喫の一日を過ごすなら、車山高原からスタートして、車山山頂へ。スカイライナーとスカイパノラマ、2本の夏山展望リフトを乗り継げば、15分で霧ヶ峰の最高峰・1,925mの車山山頂に到着するので、体力が心配な人も大丈夫。山頂で360度の展望を楽しみ、下りはスタート地点へ歩いて戻るだけなら1時間ほどですが、雨具や足首を保護する靴、デイパックなどの用意があるなら、八島ヶ原湿原までのハイキングもおすすめです。高原の風に揺れる花を愛でながら2時間あまり。起伏は緩やかですが、ぬかるんでいたり大小の石が転がる斜面などもあるので足元に注意を。途中の車山湿原や八島ヶ原湿原では、湿原ならではの花も見られるでしょう。注意したいのは、ビーナスライン沿いを走る路線バスの本数が少ないこと。車山高原の駐車場に車を置いて、八島ヶ原湿原まで歩いてバスで戻るにしても、また車でなくJR中央線茅野駅からバスで車山高原へ行き、八島ヶ原湿原からはJR中央線上諏訪駅へ向かうにしても、しっかり時刻表を調べた上で、余裕を持って行動しましょう。また、名前の通り霧ヶ峰では天候が悪化すると霧が出やすく、快晴から一気に濃霧になることもあります。目印のない地形の中で、足元ばかり気にしていると道を間違えやすいので、ルートマップや道標をしっかり見て確認しましょう。最初から天気に恵まれないときは、無理をせず次回のお楽しみに。<img class="size-full wp-image-28455" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image9-1.png" alt="" width="1298" height="973" /> 車山山頂へは２つの夏山観光リフトを乗り継いでいくことになる。こちらは下側にあるスカイライナー<img class="size-full wp-image-28456" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image10-1.png" alt="" width="1298" height="866" /> 山頂へ直行するスカイパノラマ。2つのリフトのどちらかだけ利用することも可能<img class="size-full wp-image-28457" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image11-1.png" alt="" width="1298" height="973" /> 広やかな車山の山頂には気象レーダーが設置されている<img class="size-full wp-image-28458" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image12-1.png" alt="" width="1298" height="973" /> 車山山頂から車山高原へ下るルート。正面は蓼科山、その下に見えるのが白樺湖だ<img class="size-full wp-image-28459" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image13-1.png" alt="" width="1298" height="866" /> 車山山頂から西側へ降りた車山湿原。夏にはコバイケイソウの群落が白い花を並べている<img class="size-full wp-image-28460" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image14-2.png" alt="" width="1297" height="862" /> 日本を代表する高層湿原、八島ヶ原湿原。1万2000年にわたって堆積した泥炭の厚さは8mを超え、これは尾瀬ヶ原以上。周囲を巡る木道が整備されている「車山高原公式サイト」は<a target="_blank" href="http://kurumayama.sakura.ne.jp/summer/" target="_blank" rel="noopener">こちら</a>「ハイキングマップ」は<a target="_blank" href="http://kurumayama.sakura.ne.jp/summer/wp-content/themes/energy/img/hikingmap_l.jpg" target="_blank" rel="noopener">こちら</a><h2 id="toc-3">ビジターセンターを利用して、より充実した自然体験を</h2>霧ヶ峰の自然を楽しむために、ぜひ利用したいのがビジターセンターなどの施設。このエリアには車山ビジターセンター、霧ヶ峰自然保護センター、八島ビジターセンターあざみ館と、3つものビジターセンターがあります。それぞれ近隣のコースガイドや最新の自然情報などが得られるので、歩き始める前にはぜひ忘れずに立ち寄りましょう。また、自然観察イベントやガイドウォークなども開催しているので、積極的に旅の計画に組み込むのもおすすめです。<h3>「車山ビジターセンター」</h3><img class="size-full wp-image-28461" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image15-1.png" alt="" width="1298" height="973" /> 8月には車山ビジターセンターを拠点に、自然体験エコツアーが行われている。問い合わせや申し込みは車山高原観光協会へ。<img class="alignnone wp-image-28462 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image16.png" alt="車山の夜景" width="1298" height="866" />車山高原の夏山展望リフト乗り場近くにあり、夏季にはネイチャーツアーやナイトハイクウォークも開催しています。「車山高原」ホームページ<a target="_blank" href="http://kurumayama.sakura.ne.jp/summer/" target="_blank" rel="noopener">http://kurumayama.sakura.ne.jp/summer/</a>「霧ヶ峰自然保護センター」ホームページ<a target="_blank" href="http://www.lcv.ne.jp/~kirivc/kirigamine.htm" target="_blank" rel="noopener">http://www.lcv.ne.jp/~kirivc/kirigamine.htm</a>霧ヶ峰インターチェンジのすぐそばにあります。夏季は水曜日を除く毎日11時〜12時にガイドウォークを開催。「八島ビジターセンターあざみ館」ホームページ<a target="_blank" href="https://shimosuwaonsen.jp/yashima/" target="_blank" rel="noopener">https://shimosuwaonsen.jp/yashima/</a>八島ヶ原湿原入口の駐車場奥にある、下諏訪町立のビジターセンター。ガイドプログラムは開催していないが、館内展示や情報発信を行っています。<h2 id="toc-4">霧ヶ峰へのアクセス</h2>電車：JR中央線茅野駅より車山高原行きバスで車山高原まで約1時間車：上信越道佐久ICよりR142などで車山高原まで約1時間、または中央道諏訪ICより国道152号などで約40分「アルピコグループ　諏訪地区路線バス案内」は<a target="_blank" href="http://www.alpico.co.jp/access/suwa/" target="_blank" rel="noopener">こちら</a>※ビーナスラインの路線バスは「白樺湖・車山高原・霧ヶ峰線」または「蓼科高原ラウンドバス」（車山高原まで）になります<h2 id="toc-5">霧ヶ峰で見られる花</h2><h3>「ゼンテイカ（ニッコウキスゲ）」7月上旬〜8月上旬</h3><img class="alignnone wp-image-28463 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image17.png" alt="ニッコウキスゲ" width="1298" height="866" />本来の和名よりもニッコウキスゲの名で知られています。園芸植物であるヘメロカリスと同じ仲間。一つ一つの花は1日半ほどでしぼんでしまいますが、一つの茎から次々に花を咲かせます。<h3>「アヤメ」6月下旬〜8月上旬</h3><img class="alignnone wp-image-28464 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image18-1.png" alt="アヤメ" width="1298" height="862" />水辺に咲く花しょうぶと違い、アヤメは草原の花。花びらにある模様（綾目模様）から名前がついています。<h3>「ハクサンフウロ」7月〜9月上旬</h3><img class="alignnone wp-image-28465 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image19.jpg" alt="ハクサンフロウ" width="665" height="1000" />高山植物の一つとしても知られています。ニッコウキスゲのように群生はしませんが、霧ヶ峰ではよく見かける花。<h3>「クガイソウ」7月中旬〜8月中旬</h3><img class="alignnone wp-image-28466 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image20.png" alt="クガイソウ" width="1298" height="973" />たくさんの小さな紫色の花を付けた花穂が特徴。マルハナバチがよく集まっています。<h3>「カワラナデシコ」7月〜9月上旬</h3><img class="alignnone wp-image-28467 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image21.png" alt="カワラナデシコ" width="1298" height="866" />いわゆる「なでしこの花」がこれ。秋の七草の一つですが、実際には夏のうちから咲いています。<h3>「コウリンカ」7月下旬〜9月上旬</h3><img class="alignnone wp-image-28468 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image22-1.png" alt="コウリンカ" width="1298" height="866" />赤褐色の花びらがたれ下がり、しおれているように見えますが、これが花盛りの状態。数は少ないものの、咲いていると目立ちます。<h3>「ユウスゲ」7月中旬〜9月上旬</h3><img class="alignnone wp-image-28469 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image23-1.png" alt="ユウスゲ" width="1298" height="867" />ニッコウキスゲに似ていますが、花色がより明るいレモンイエロー。その名の通り午後遅くから花を開きます。霧ヶ峰では標高1500mほどを境にニッコウキスゲと住み分けていて、標高の低い踊場湿原で見られます。<h3>「ウツボグサ」7月上旬〜8月上旬</h3><img class="alignnone wp-image-28470 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image24.png" alt="ウツボグサ" width="1298" height="866" />青紫色の花を並べた花穂の形を、武士が矢を入れた「靱（うつぼ）」にたとえた名前。茎が四角形なのも特徴。<h3>「ヤナギラン」7月下旬〜9月上旬</h3><img class="alignnone wp-image-28471 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image25.png" alt="ヤナギラン" width="1298" height="973" />夏の盛りから咲き始める花。背が高く２ｍほどにもなり、濃いピンクの花の群れは遠くからでも目立ちます。秋には紅葉します。<h3>「マツムシソウ」8月中旬〜9月上旬</h3><img class="alignnone wp-image-28472 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image26.png" alt="マツムシソウ" width="1298" height="973" />高原にいち早く秋の訪れを告げる、淡い紫色の花。高さ1ｍほどになり、風に揺れています。写真提供：車山高原観光協会<a target="_blank" href="http://kurumayama.sakura.ne.jp/summer/" target="_blank" rel="noopener">http://kurumayama.sakura.ne.jp/summer/</a>（2018年6月22日公開）霧ヶ峰・車山・白樺湖周辺の宿情報は<a target="_blank" href="https://www.yukoyuko.net/yado-area/L06/P17" target="_blank" rel="noopener">こちら</a>

【季節・歳時記】ニッコウキスゲ咲き乱れる霧ヶ峰・車山へ

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