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東京から新幹線で約50分。思い立ったらすぐに出かけられ、現地でゆっくり過ごせる熱海は、人気温泉地ランキングでも常に上位にランクする定番温泉地です。開湯は約1500年前。江戸時代は徳川家康に愛され、明治以降も多くの文人墨客が訪れた歴史ある温泉地ですが、近年は都会に近いリゾート地として様々な進化を遂げています。今回は熱海市観光推進室の塩見純さんに熱海の定番観光スポット、注目の新スポットを案内していただきました。

塩見さんが最初に案内してくれたのは、定番スポットの「熱海梅園」。ちょうど「熱海梅園梅まつり」が始まったばかりです
春は梅、秋は紅葉の定番名所「熱海梅園」

温暖な気候に恵まれ、日本一早咲きといわれる熱海の梅。園内には樹齢100年を越える梅の古木を含め、59品種、472本の梅が咲き誇ります。
「早咲き、中咲き、遅咲きと、順番に開花していくので、例年1月上旬〜3月上旬の祭り期間中はいつでも梅の花が楽しめますよ」。

祭り期間中は足湯や土産店もオープン。日によって熱海芸妓連演芸会や落語会、甘酒無料サービスなどのイベントも実施しています。
熱海梅園所在地 静岡県熱海市梅園町8-11
料金 熱海梅園梅まつり期間中は入園料大人300円
アクセス
(1)JR来宮駅より徒歩約10分
(2)東名道 厚木ICより小田原厚木道路経由、車で約50分
絶景カフェ登場!「アカオハーブ&ローズガーデン」

次に訪れたのは、注目の新スポット。名勝「錦ヶ浦」の地形を活かした約20万坪の広大な敷地に、花が咲き乱れる「アカオハーブ&ローズガーデン」に、2017年9月、建築家 隈研吾氏の設計で絶景カフェ「COEDA HOUSE(コエダ ハウス)」が誕生しました。

園内専用シャトルバスで山頂まで行くと、日本庭園の下に、大きな木のような絶景カフェ。集めるという意味がある“CO”と、小さな枝“EDA”が集まって大きな木を表現していることから名づけられた「COEDA HOUSE」には「大きな木の下に人々が集う場所になる」という意味が込められているそう。店内では、バラのアイスクリームなどオリジナルのスイーツが味わえます。


樹齢約800年のアラスカヒノキを49層積み上げ、建物の構造を支える柱は1500本。「木の香りにも癒されますね」
樹齢約800年のアラスカヒノキを49層積み上げ、建物の構造を支える柱は1500本。「木の香りにも癒されますね」

初島や大島、房総半島まで見渡せる絶景。階段状になったテラスで海を眺めて過ごすのも良さそうです。すぐ隣に、海に向かって飛び出すようなブランコも設置されています。


園内にはイングリッシュローズガーデン、黄金のバラの庭、フランスの香りのバラの庭など個性あふれる12のガーデンが点在。山頂からなら、坂道を下りながらゆっくり見学できるほか、散策に疲れた場合は、車道に出てどこからでも下りの園内専用シャトルバスに乗ることができます。
アカオハーブ&ローズガーデン所在地 静岡県熱海市上多賀1027-8
営業時間 9:00-17:00入園は16:00まで
休園日 12月・1月の毎週火曜日(※12/29〜1/3は営業)
※荒天時は閉園
料金 大人1,000円 小人500円
※5/15〜6/10は大人1,300円 小人700円
アクセス
(1) JR熱海駅より湯〜遊〜バスにて約15分、ハーブ&ローズガーデン下車すぐ
(2)東名道 厚木ICより小田原厚木道路経由、車で約1時間
6月に薄紫の花が咲く「ジャカランダ」

「今、熱海の新名物として力を入れているのは、ジャカランダの花です」と塩見さん。ジャカランダは南米産のノウゼンカズラ科の樹木。「紫色の花をブドウのように房状に咲かせ、葉の緑と花の紫がとても美しいんです」。
6月になると、国道135号沿いの東海岸町「ジャカランダ遊歩道」〜渚町「親水公園」間の歩道、親水公園内で見ることができます。
湯上がり散策にオススメ「親水公園・ムーンテラス、熱海サンビーチ」

海沿いの親水公園は、熱海市が北イタリアのサンレモ市と姉妹都市であることや、地形と街並みが似ていることから、 地中海北部のリゾート地のイメージで整備されています。海風を浴びながらの散策が心地いいだけではなく、最近は縁結びの地としても人気とか。

海を望むムーンテラス
「ムーンテラスには、縁結びスポットとして『恋人の聖地』碑があります。石碑に向かって女性は右手を、男性は左手を合わせて愛を誓い、恋人募集中の人は片手で合わせて願うと幸せになれるといわれているんですよ」

隣の熱海サンビーチは、東京タワー・横浜ベイブリッジ・姫路城のライティングを手がけた世界的照明デザイナー石井幹子さんプロデュースによる、日本で初めての砂浜ライトアップも。夜の散策もオススメです。
親水公園・ムーンテラス、熱海サンビーチ所在地 静岡県熱海市渚町地先
アクセス
(1)JR熱海駅より熱海港方面行きバスにて約10分、銀座または親水公園下車すぐ
(2)東名道 厚木ICより小田原厚木道路経由、車で約50分
熱海市街を一望「熱海城」


「熱海の絶景を楽しむなら、熱海城からが最高です」と塩見さん。山がせり出すように海に迫り、そこに市街地が密集する風景は圧巻。夜になると、ほかにはない立体的な夜景が楽しめるのも特長です。年間を通して約18回開催される熱海海上花火大会の日は、花火が目の高さで楽しめるとか。夜は熱海城駐車場からも熱海全景が望めますが、バスがなくなるので車で出かけましょう。
熱海城アクセス 静岡県熱海市熱海1993
営業時間 9:00-17:00(入館は16:30迄)
※無休
料金 大人900円
アクセス
(1)JR熱海駅より湯〜遊〜バスにて約15分、熱海城下車すぐ
(2)東名道 厚木ICより小田原厚木道路経由、車で約55分
「このほか、昭和の香りが漂うレトロな喫茶店『純喫茶パインツリー』『喫茶サンバード』や、懐かしの10円ゲームがズラリと並ぶ「和田たばこ店」も最近注目されていますよ」と教えてくれました。
新旧さまざまな魅力が詰まった熱海。何度訪れても新しい発見がありそうです。
編集部が見つけた熱海のお土産
みそ玉(杉本鰹節商店)
5個入り500円

※花の形状はイメージです
創業明治22年の老舗鰹節店が作る、お湯を注ぐだけで味噌汁になる便利商品。店内には、先々代から使う年季の入った削り機があり、今も丁寧に削り節を作っています。鰹節専門店だけに、みそ玉には鰹節、宗田節、いわし節、さば節の4種をブレンドした削粉が入って、深みある味わい。桜の時期には花麩入りの特別バージョンを販売しています。
杉本鰹節商店所在地 静岡県熱海市昭和町1-13
営業時間 9:00-19:00
※日曜休み
福梅(太田屋)
650円

熱海の梅をモチーフにした「梅もなか 花舞い」、早咲きで知られるあたみ桜をイメージした「あたみ桜」、第二十回全国菓子博覧会特等賞受賞の「一と口羊羹」の詰め合わせ。昭和6年創業の老舗和菓子店が厳選材料を用いてひとつずつ丁寧に仕上げたすべて手作りの和菓子は、可愛さと美味しさが見事に融合しています。
太田屋所在地 静岡県熱海市中央町9-6
営業時間 9:00-18:30
※水曜休み
ジャカランダのさんぽ道(二光食品)
1袋2枚入7袋1080円

熱海の海岸沿いに咲くジャカランダの花をイメージしたクッキー。バターを100%使用し、紫芋とバターの自然な甘みと風味が楽しめます。かわいい花の形で贈る人に喜ばれること間違いなしです。
二光食品所在地 静岡県熱海市和田町13-6 二光ビル
営業時間 9:00-21:00※変更の場合あり
※火曜ほか月1回不定休
ほか熱海市内の主な土産店で販売
しいたけ坊ちゃん丸(山田屋)
3個入990円

伊豆山産の原木椎茸と海老と魚のすり身、野菜を使用し、熱海唯一の蒲鉾工房で職人が手づくり。ユニークな形が楽しいことはもちろん、肉厚のしいたけ、ふんわり柔らかな蒲鉾の味わいも秀逸です。
山田屋所在地 静岡県熱海市咲見町10-1
営業時間 9:00-18:00
※元旦、木曜(閑散期)休み
ほか熱海市内の主な土産店で販売
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(2018年2月18日公開)