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 目次
 <ul class="toc_list">
 
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 <a href="#toc-1" class="toc-list">
 1
 姉川古戦場
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 <a href="#toc-2" class="toc-list">
 2
 浅井氏の居城　小谷城
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 <a href="#toc-3" class="toc-list">
 3
 秀吉が初めて築いた城「長浜城」
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 <a href="#toc-4" class="toc-list">
 4
 秀吉と勝家が雌雄を決した、賤ヶ岳の戦い
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 <a href="#toc-5" class="toc-list">
 5
 戦国時代の北近江をめぐる旅はこれで終了!
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 <a href="#toc-6" class="toc-list">
 6
 珍しい泉質が温泉ファンを魅了「須賀谷温泉」
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 </div>京の都に近く、古くから交通の要所として栄えた近江は、古来から歴史のカギとなる大きな出来事が数多くあった場所です。今回は、特に戦国時代の北近江（長浜周辺）にフォーカスをあて、覇を争った武将たちの足跡をたどる旅をしてみましょう。<h2 id="toc-1">姉川古戦場</h2><img class="alignnone size-full wp-image-29478" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image1-14.jpeg" alt="姉川古戦場の幟がたつ供養塔" width="1280" height="960" />まずは姉川古戦場からスタート!　こちらは元亀元年（1570）6月、浅井軍VS織田軍による合戦が行われた姉川の野村橋たもとに立つ供養塔です。小谷城主、浅井長政は織田信長の妹、お市の方を娶って織田家と同盟を結んでいましたが、信長が浅井家と親交の深い朝倉家を攻めたことから関係が悪化。浅井征伐のため信長が出陣すると、長政は小谷城を出て、姉川で織田軍を迎え撃ちました。<img class="alignnone size-full wp-image-29479" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image2-11.jpeg" alt="天気のいい姉川の風景" width="1200" height="900" />川を挟んで対峙する両軍は浅井・朝倉1万8千と織田・徳川軍2万8千。姉川が血で真っ赤に染まるほど壮絶な戦いが繰り広げられたといわれています。戦いは当初、浅井・朝倉軍が優勢でしたが、次第に数で勝る織田・徳川軍に押され、小谷城に敗走しました。その激戦の舞台となった場所に立って目をつぶると、想像しながら読んだ小説の中の描写が立体的に浮かんでくるような気がします。今は大きな合戦があったとは思えないほど静かで穏やかな川辺。思う存分感慨にふけったら、次は浅井長政の居城、小谷城に向かいます。<table><tbody><tr><th>名称</th><td>姉川古戦場</td></tr><tr><th>アクセス</th><td>【電車】JR琵琶湖線「長浜駅」下車、タクシーで約20分【車】北陸自動車道長浜ICより約10分</td></tr><tr><th>URL</th><td><a target="_blank" href="http://kitabiwako.jp/spot/spot_2012/" target="_blank" rel="noopener">http://kitabiwako.jp/spot/spot_2012/</a></td></tr></tbody></table><h2 id="toc-2">浅井氏の居城　小谷城</h2><img class="alignnone size-full wp-image-29480" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image3-11.jpeg" alt="小谷城跡地の看板がある入り口" width="1280" height="960" />浅井氏の居城、小谷城跡は姉川古戦場から約7km。車を走らせてくると、織田軍が思っていた以上に目前に迫っていたことが分かります。小谷城は標高495ｍの小谷山に築かれた山城。そのため、本丸をはじめとする遺構の多くが尾根筋に遺っています。本丸への行き方は、登山道を歩いて登っていく方法と、山の中腹まで車で行き、そこから歩いて本丸を目指す方法のどちらかが基本です。訪れるタイミングが良ければ、期間限定で運行している「小谷城シャトルバス」で、山の中腹まで行くことも可能。このバスには地元のガイドさんがついて、本丸まで見どころを説明しながら案内してくれるのでとてもおすすめです。今回は運よく運行中だったので、このシャトルバスのツアーを利用しました。バスを降りてから本丸まではちょっとした岩場や斜面も多いので、靴は履きなれた歩きやすいものにするといいですね。<img class="alignnone size-full wp-image-29481" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image4-10.jpeg" alt="小谷山中腹から竹生島が見渡せる風景" width="1280" height="960" />山の中腹からは、琵琶湖と湖中に浮かぶ竹生島がよく見えます。左手にある小山は、姉川の合戦から3年後、織田信長が小谷城攻めを行った時に本陣を置いた虎御前山で、その距離はなんと500ｍ!　城を守る浅井軍のつもりになってみると、間近に迫った信長の存在はどれほどプレッシャーだったでしょう…。その場に立って、自分の目で、肌で歴史を感じられるのが、やはり史跡めぐりの醍醐味です。<img class="alignnone size-full wp-image-29482" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image5-11.jpeg" alt="浅井長政自刃の地の像" width="1280" height="960" />番所跡から御茶屋敷、御馬屋敷と来たら、小谷城で絶対に見逃してはならないのが、本丸の手前にある赤尾屋敷跡。ここは浅井長政が自刃したと伝わる場所です。浅井長政は降伏を良しとせず激しく抵抗しましたが、織田軍が本丸に迫ると、わずかな手勢とともに最後の突撃をかけ、その後、赤尾屋敷で29歳の生涯を終えました。散りゆく瞬間、長政は何を思っていたのでしょうか?　戦国武将の悲哀に思いをはせて静かに合掌します。<img class="alignnone size-full wp-image-29483" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image6-12.jpeg" alt="黒金門跡にのこる石垣" width="1280" height="960" />黒金門跡も見どころのひとつ。今は一部の石垣が残るのみですが、当時は扉に鉄を打ちつけた堅固な門が建っていて、浅井長政は、この門から最後の攻撃に討って出たといわれています。この場所は大広間、本丸と続く入口にあたるので、黒金門がとても重要な設備だったことがよくわかります。<img class="alignnone size-full wp-image-29484" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image7-10.jpeg" alt="千畳敷とも呼ばれた大広間跡地" width="1280" height="960" />千畳敷とも呼ばれた大広間から本丸にかけては、尾根筋と思えないほど広々とした空間が見られます。残っている多くの礎石から当時ここには屋敷などの建物があったことが想像でき、長政をはじめとする浅井家の人々の暮らしがあったんだなぁ…と感慨深い気持ちになりました。<img class="alignnone size-full wp-image-29485" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image8-10.jpeg" alt="大堀切跡の案内看板" width="1280" height="960" />本丸とその裏手にあるダイナミックな大堀切まで案内してもらうと、ガイドさんの説明は終了!　小谷城は本丸の先にも中の丸、京極丸、小丸、山王丸といった多くの曲輪があるのですが、ここからは道もハードになるようなので、次回はこちらを目的に装備を整えてチャレンジするつもりです!ガイドさんと一緒にシャトルバスで麓まで戻ったら、次は小谷城攻めで活躍した秀吉の城、長浜城に向かいます。<table><tbody><tr><th>名称</th><td>小谷城跡</td></tr><tr><th>アクセス</th><td>【電車】JR北陸本線「河毛駅」下車 、バスで約9分小谷城址口下車【車】北陸自動車道長浜インターから約15分、木之本インターから約15分</td></tr><tr><th>URL</th><td><a target="_blank" href="https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/898" target="_blank" rel="noopener">https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/898</a></td></tr></tbody></table>小谷城シャトルバスの運行情報は<a target="_blank" href="http://kitabiwako.jp/ja/spot/spot_25272/" target="_blank" rel="noopener">こちら</a><h2 id="toc-3">秀吉が初めて築いた城「長浜城」</h2><img class="alignnone size-full wp-image-29486" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image9-11.jpeg" alt="豊公園内の看板からみた長浜城" width="1280" height="960" />琵琶湖のほとりにある豊公園内に建つ長浜城。羽柴秀吉が織田信長から今浜の地を与えられた際、信長の一字をとって「長浜」に改称し、築いたお城です。後に天下統一を果たした秀吉が初めて城持ち大名になったことから、出世城とも言われています。鉄筋コンクリート造の模擬天守ですが、現存天守のひとつ、犬山城を参考にして建てられているので佇まいがよく、遠目に見るととても絵になりますね!<img class="alignnone size-full wp-image-29487" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image10-8.jpeg" alt="模擬天守の歴史博物館5階の展望室から北近江をみた風景" width="1280" height="960" />模擬天守は歴史博物館になっていて、秀吉や長浜の歴史にまつわる展示などを見ることができます。そして最上階、5階の展望室からは北近江が一望!　中央建物の右手に見える山が、行ってきたばかりの小谷城址と虎御前山。建物の左奥には、これから向かう賤ヶ岳（しずがたけ）古戦場も見えています。さらに東を向けば関ヶ原古戦場や伊吹山が、南には彦根城や佐和山も望めます。歴史の中で色んな出来事があった北近江の空気とともに、長浜城がいかに重要な場所に建っていたかもリアルに感じられるので、絶対におすすめです!<table><tbody><tr><th>名称</th><td>長浜城歴史博物館</td></tr><tr><th>アクセス</th><td>【電車】JR北陸本線 長浜駅から徒歩約7分【車】北陸自動車道 長浜ICより車で約15分 （湖周道路・長浜港方面へ）</td></tr><tr><th>URL</th><td><a target="_blank" href="http://www.city.nagahama.lg.jp/section/rekihaku/" target="_blank" rel="noopener">http://www.city.nagahama.lg.jp/section/rekihaku/</a></td></tr></tbody></table><h2 id="toc-4">秀吉と勝家が雌雄を決した、賤ヶ岳の戦い</h2><img class="alignnone size-full wp-image-29488" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image11-7.jpeg" alt="七本槍古戦場賤ヶ岳の看板" width="1234" height="894" />「賤ヶ岳の戦い」は本能寺の変後、信長の後継者をめぐって対立した羽柴秀吉と柴田勝家の戦いで、賤ヶ岳一帯が戦場となりました。標高420mの山頂にある古戦場へはリフトで気軽に登ることができます。<img class="alignnone size-full wp-image-29489" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/06/image12-5.jpeg" alt="賤ヶ岳の山頂から眺める余呉湖" width="1280" height="960" />山頂に着いたら、古戦場碑や合戦の布陣が書かれた案内版を見て気分を盛り上げ、戦いの舞台となった余呉湖を一望しましょう。秀吉・勝家両軍はこの余呉湖を挟んで対峙し、湖畔で激戦を繰り広げるものの、秀吉軍の勢いに押された勝家軍は、やがて壊滅状態に陥ります。やむを得ず陣を払った勝家は居城である北の庄に退くと、夫人であるお市の方とともに自害。これにより秀吉が天下人への階段を上り始めることになりました。今はただただ綺麗で穏やかな風景ですが、このフィールドを武者たちが駆け回ったと思うだけで胸が熱くなってきますね!<table><tbody><tr><th>名称</th><td>賤ヶ岳リフト・賤ヶ岳古戦場</td></tr><tr><th>アクセス</th><td>【電車】JR北陸本線木ノ本駅より バスで約5分「賤ケ岳バス停」下車【車】北陸自動車道 木之本ICより車で約3分</td></tr><tr><th>URL</th><td><a target="_blank" href="http://www.ohmitetudo.co.jp/shizugatake/" target="_blank" rel="noopener">http://www.ohmitetudo.co.jp/shizugatake/</a><a target="_blank" href="http://yogokanko.jp/sizugatake" target="_blank" rel="noopener">http://yogokanko.jp/sizugatake</a></td></tr></tbody></table><h2 id="toc-5">戦国時代の北近江をめぐる旅はこれで終了!</h2>北近江にはほかにも、秀吉を祀った豊国神社や、石田三成が生まれ育った石田町、秀吉と出会った観音寺など見どころがたくさんあります。長浜を拠点にして、黒壁スクエアで近江牛や赤こんにゃく、にしんそばなどの近江グルメとセットで楽しむのがおすすめです。歴史の大きな節目となった出来事が起きた、まさにその場所に立っている!　そんな感動を味わう旅に出ませんか?<h2 id="toc-6">珍しい泉質が温泉ファンを魅了「須賀谷温泉」</h2>滋賀県にはもともと温泉が少なく、県内のいくつかの温泉郷も旅館が数件という規模の小さなものがほとんど。なかでも珍しい泉質を持つのが「須賀谷温泉」。泉質は、関西でも珍しい鉄分を多く含んだヒドロ炭酸鉄泉。湧出時は無色透明、時間が経つと赤茶色に変化するこの温泉は、病後治療や疲労回復に特に効果があるとされています。（2018年7月1日公開）滋賀県の宿情報は<a target="_blank" href="https://www.yukoyuko.net/yado-area/L08/P25" target="_blank" rel="noopener">こちら</a>

【連載】全国お城＆名所旧跡探訪「第5回 北近江で戦国ド真ん中な史跡をミーハーにめぐる旅（滋賀県）」

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