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 目次
 <ul class="toc_list">
 
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 <a href="#toc-1" class="toc-list">
 1
 加藤家終焉の地　丸岡城址公園
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 <a href="#toc-2" class="toc-list">
 2
 たらちねの　父のかたかま　身にそへて　ふたたび名をも　おぼえける武者
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 <a href="#toc-3" class="toc-list">
 3
 加藤清正が眠る天澤寺
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 <a href="#toc-4" class="toc-list">
 4
 加藤忠廣と生母正広院が眠る本住寺
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 <a href="#toc-5" class="toc-list">
 5
 <img class="alignnone wp-image-24595 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/72d976985b951af8cd47e54ea11f499e.jpeg" alt="三方を山に囲まれた湯田川温泉" width="599" height="900" >
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 <a href="#toc-6" class="toc-list">
 6
 開湯1300年超!県内2番目の歴史を誇る、鶴岡の奥座敷 【湯田川温泉】
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 </div>戦国武将「加藤清正」といえば熊本県にある熊本城が有名ですが、実は山形県にも清正ゆかりの地があります。今回は鶴岡市で加藤清正と子・忠廣を偲ぶ旅をしてみましょう。<h2 id="toc-1">加藤家終焉の地　丸岡城址公園</h2><img class="alignnone wp-image-24596 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/cd290757c344628b5a63bf285452b19f.jpeg" alt="城址公園として整備されている丸岡城跡案内所" width="750" height="563" />まずは城址公園として整備されている丸岡城跡を訪れます。丸岡城は加藤清正の嫡子、忠廣が晩年を過ごした加藤家終焉の地。初めに案内所に立ち寄って、「丸岡城ものがたり」というパンフレットをいただくと（協力金100円）、お城の遺構はもちろん、加藤家の関わりを詳しく知ることができます。<img class="alignnone wp-image-24597 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/a7e42beedc92021dc96a6583d4f186e7.jpeg" alt="外堀の一部が復元されている" width="750" height="563" />案内所の前には外堀の一部が復元されています。城跡の広さは約2ヘクタール（2万㎡）で、当時はこうした水堀が城の四方を囲んでいたそうです。雰囲気を感じながら、史跡公園の中へ向かいましょう。<img class="alignnone wp-image-24598 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/abdc07a720675bc4364e1edd9cf3746a.jpeg" alt="お城の歴史や城址公園ができた経緯が書かれている案内図と城址碑" width="750" height="563" />大手門跡にある入り口には城址碑と案内図が建てられ、お城の歴史や城址公園ができた経緯が書かれています。丸岡城跡は発掘調査の末、山形県指定史跡となり、平成23年に城址公園として整備されました。現在は発掘された建物の基礎石や水路跡の表面展示、復元された庭園池などを見て往時を偲ぶことができます。丸岡城は戦国時代初期に築かれたのが始まりで、上杉氏、最上氏の支配を経て、元和元年（1615）、一国一城令で取り壊されました。元和8年（1622）、最上氏が改易されると、信州から入国した酒井氏が庄内藩14万石としてこの地を治めることとなります。寛永9年（1633）、加藤忠廣が肥後54万石を突如幕府に没収され庄内藩預けになると、酒井氏は丸岡城跡に居館を建てて迎え入れ、忠廣は生母正応院とともにこの地に入り、病没するまでの22年間を過ごしました。<img class="alignnone wp-image-24599 size-large" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/389156186257b7d1925bec8e76c1194b.jpeg" alt="居間や書斎として使われた御書院跡。" width="1024" height="768" />こちらは御書院跡。御書院は居間や書斎として使われた部屋のこと。今となっては柱の跡である礎石しかありませんが、忠廣が過ごしていた空間だということをイメージしましょう。向こうに迫る山並みは…きっと当時と変わらぬ風景でしょう。父清正の死去により11歳で跡を継いだものの自分の代で改易され、54万石の大名から縁もゆかりもない東北の地で余生を過ごすことになった忠廣の心中はいかばかりか…。熊本城下とは比べようもない風光明媚な景色を眺めての暮らしは、たとえ衣食住に不自由はなくても、どこか寂寞を感じる日々だったかもしれません。<img class="alignnone wp-image-24582 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/52a7bd866c500eb0a3285f6ad7c24a76.jpeg" alt="清正の骨壷、生母正応院がそれぞれ埋葬されている「太夫石・巫女石」" width="750" height="563" />こちらは「太夫石・巫女石」。太夫石には清正の骨壷が、巫女石には生母正応院が土葬されたそうです。忠廣はこの地に来る際、幕府に内緒で父・清正の遺骨を持ち込むものの、幕府の目を恐れてひとまず居館内に仮埋葬し、大石を置いて供養したと伝えられています。<img class="alignnone wp-image-24583 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/9647ca4230088c205370fe5b29b41151.jpeg" alt="巫女石の傍らには忠廣公詠歌が刻まれている" width="750" height="563" /><h2 id="toc-2">たらちねの　父のかたかま　身にそへて　ふたたび名をも　おぼえける武者</h2>石の傍らには忠廣公詠歌が刻まれていました。「父の形見の片鎌槍を持って、再び名を知られる武者になる」…忠廣の気持ちを思うと、何だか泣けてしまいます。<img class="alignnone wp-image-24584 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/ca53ea95106a5c6f45dc940a9372120e.jpeg" alt="御書院の裏手に復元された泉水跡" width="750" height="563" />御書院の裏手に復元された泉水跡。奥庭にあたるこの場所には池もあったそうです。大きな木は「みちのくしろやなぎ」という樹齢350年余りになる柳。忠廣がこの地で過ごしていた頃に植えられていたかもしれませんね。<h2 id="toc-3">加藤清正が眠る天澤寺</h2><img class="alignnone wp-image-24585 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/73957272dfb5a6f5bf4861ba347d39e6.jpeg" alt="丸岡城址公園のすぐ隣にある天澤寺" width="750" height="560" />丸岡城址公園の後は、すぐ隣にある天澤寺（てんたくじ）で加藤清正のお墓参りをしましょう。城址公園の敷地内から直接境内にも行けるのですが、いったん外に出て、参道から向かうことにします。お寺の入り口で民家の表札のように「天澤寺」「加藤清正公墓」と書かれているのを見ると、何となく気持ちが高ぶってきます。<img class="alignnone wp-image-24586 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/2b4e7083fc661e4191ffb058421f8ff3.jpeg" alt="清正と忠廣を供養する「清正公祭」が行われる天澤寺" width="750" height="563" />こちらは本堂。創建はわかりませんが、天澤寺は曹洞宗のお寺。加藤清正が熱心な日蓮宗の信者だったことから、清正を祀るお寺は日蓮宗が多いので珍しいかもしれません。毎年7月24日の清正命日には清正と忠廣を供養するための「清正公祭」が行われているそうです。また熊本県の清正顕彰会とも交流があることから、ゆるキャラ「くまモン」が訪れたこともあるんですって。<img class="alignnone wp-image-24587 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/c693ec0dc514aae94adef02a1f42ea5a.jpeg" alt="本堂の横にある「清正閣」" width="750" height="563" />本堂の横にあるのは「清正閣」。遺骨を居館の奥庭に仮埋葬した忠廣は、天澤寺に清正の鎧を埋めて碑を置き、供養の場所にしたと言われています。昭和24年の発掘調査で、祠の下から清正のものと推定される鎧が出土し、現在は天澤寺に保存されているそうです。祠は天保年間に建てられたものですが、中に置かれた碑が熊本から運ばれた熊本特産の島崎石と聞けば、忠廣がどれほど父・清正を敬愛していたのか…じーんとしてしまいます。<img class="alignnone wp-image-24588 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/2e2f4b4390dcb9f2a632b9f2140280c5.jpeg" alt="清正のお墓である五輪塔" width="750" height="563" />そしてこちらが清正のお墓である五輪塔。忠廣は丸岡大火により居館が焼失すると、天澤寺の境内に遺骨を移し、ほとぼりが冷めてから五輪塔を建てて供養しました。<img class="alignnone wp-image-24589 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/4270a9b7e3112a884cdb1f5d00677918.jpeg" alt="ガラス越しの清正のお墓「五輪塔」" width="750" height="563" />こちらも発掘調査により、五輪塔下から肥前弓野窯焼きの骨壺と兜が発見されています。五輪塔がガラス越しにしか見えないのは残念ですが、これは紛れもない清正のお墓。心を込めて合掌しました。<blockquote>山形県鶴岡市観光連盟　丸岡城址公園／天澤寺所在地　山形県鶴岡市丸岡町の内36アクセス【電車】JR鶴岡駅から車で15分【車】山形自動車道 庄内あさひICから車で20分日本海東北自動車道　鶴岡西ICから車で20分<a target="_blank" href="https://www.tsuruokakanko.com/kushibiki/maruoka/tentakuji.html" target="_blank" rel="noopener">ホームページ</a></blockquote><h2 id="toc-4">加藤忠廣と生母正広院が眠る本住寺</h2><img class="alignnone wp-image-24590 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/3759fc38278a46a38180a7cceb5ed517.jpeg" alt="忠廣と生母正広院の眠る本住寺" width="750" height="559" />最後は忠廣と生母正広院の眠る本住寺へ。住宅街の中にひっそりと佇むお寺です。創建は不明ですが、永正13年（1516）浄土真宗から日蓮宗の寺院に改宗されたそう。<img class="alignnone wp-image-24591 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/817968613fd8ae4fca3d1a93a4457d42.jpeg" alt="かつて忠廣が仮住まいとしていた本住寺" width="750" height="558" />庄内藩預かりとなった忠廣は、居館ができるまでの間、本住寺を仮住まいとし、21年後に亡くなると加藤家が日蓮宗だったことから、こちらに埋葬されました。<img class="alignnone wp-image-24592 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/a7a9efc75a4d76e5a49f58343e70b0f9.jpeg" alt="忠廣と生母正応院のお墓は御霊屋の中に" width="750" height="563" />忠廣と生母正応院のお墓は、本堂の左手を廻ったところに建つ御霊屋の中にあります。<img class="alignnone wp-image-24593 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/4ab2eefe87b849f1ab0d23545e272294.jpeg" alt="忠廣と生母正応院のお墓" width="750" height="563" />お墓は1986年に鶴岡市史跡に指定されています。残念ながら見ることはできませんでしたが、本住寺には加藤家ゆかりの刀剣や甲冑、掛け軸なども納められているそうです。<img class="alignnone wp-image-24594 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/ea247ec371e9a884dbea4255ef45a7f1.jpeg" alt="左が忠廣、右が生母正応院のお墓" width="750" height="563" />左が忠廣、右が生母正応院のお墓です。正応院は寛永9年（1632）、加藤家が改易されると忠廣と共に丸岡で暮らし、慶安4年（1651）に死去。丸岡の屋敷に葬られます。そして2年後の承応2年(1653)、忠廣が53歳で亡くなると、遺言により母正応院と共に本住寺に葬られました。丸岡での忠廣の暮らしは悠々自適なものだったといわれますが、幕府に許されることなく、故郷から遠く離れた鶴岡の地で生涯を終えたことを思うと、何とも言えない気持ちになってしまいますね。<blockquote>本住寺所在地　山形県鶴岡市三光町1-46アクセス　JR鶴岡駅からバスで15分<a target="_blank" href="http://www.tohokukanko.jp/yamagata/16166/" target="_blank" rel="noopener">ホームページ</a></blockquote>加藤清正と忠廣をめぐる旅はこれにて終了!本住寺の近くには、忠廣を受け入れた酒井氏の治めた鶴ヶ岡城（鶴岡公園）や、庄内藩藩校の貴重な建物が残る致道館などもあるので、ぜひ合わせて訪れてみてください。<h2 id="toc-5"><img class="alignnone wp-image-24595 size-full" src="https://yukotabi.static.yukoyuko.net/wp-content/uploads/2018/04/72d976985b951af8cd47e54ea11f499e.jpeg" alt="三方を山に囲まれた湯田川温泉" width="599" height="900" /></h2><h2 id="toc-6">開湯1300年超!県内2番目の歴史を誇る、鶴岡の奥座敷 【湯田川温泉】</h2>手つかずの美しい自然が今も残る庄内地方。三方を山に囲まれた湯田川温泉は、開湯1300年以上の歴史を持つ温泉郷です。良質のお湯に恵まれ、江戸時代には庄内藩藩主の湯治場として栄えました。以降も種田山頭火、竹久夢二など多くの文人が逗留したことで知られています。丸岡城址公園をはじめ、出羽三山、山居倉庫などへもアクセスでき、庄内の観光にオススメです。（2018年5月1日公開）鶴岡市の宿情報は<a target="_blank" href="https://www.yukoyuko.net/hotel/search?featureCode=&numberOfRooms=1&numberOfGuests=2&hotelAccommodationDate.consideringDateType=9&hotelLocation.largeAreaCode=02&hotelLocation.prefCode=06&hotelLocation.smallAreaCode=060005&hotelLocation.spaResortCode=&budget.lowerLimit=0&budget.upperLimit=9999999&paticular.meal.meal=&styles=&paticular.meal.dinnerStyles=&paticular.meal.diningPlaceList=&paticular.room.roomTypeList=&paticular.room.roomFacilityList=" target="_blank" rel="noopener">こちら</a>

【連載】全国お城＆名所旧跡探訪　「第3回　意外!?鶴岡で加藤清正・忠廣を偲ぶ旅（山形県）」

【ご当地ライター】山形県鶴岡市で海あそび！日本海ビーチおすすめ5選！

【ご当地ライター】山形県酒田市のど真ん中に！？昭和レトロな屋台村を発見！！

【連載】日本の「先っちょ」へ!絶景灯台&岬めぐり「第3回　東北の県境のまちでレジェンドに出会う（山形県鶴岡市温海地域）」

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